11月に、世界ラリー選手権(WRC)の最高峰クラスの、Rally1に搭載されている、
ハイブリッドシステムで論争が再燃していた。
今年の2月、FIAの呼びかけで結成させたワーキンググループにて、2025年
に向けた変更の一環として、2022年より導入されたハイブリッドシステムの、
廃止を提案した。
しかし、WRC参戦チームからの変更反対を受け、Rally1のレギュレーションは、
2025、2026年まで、据え置きすることとなった。
だが、9月のアクロポリス・ラリーギリシャにて、コンパクト・ダイナミック社の
安全ガイドラインが導入されたことで、また状況が変わってきました。
新ガイドラインでは、130kwのハイブリッドユニットが、15G以上の
ショックエラーを3回、若しくは25G以上のショックエラーを1回起こした場合、
分解してサプライヤーに送り、数か月を要する全面修理が必要と記載されている。
以前では、ラリー中に現場でリセットすることが出来た。
この変更により、チームではハイブリッドシステムの修理コストが、大幅に
上昇するとの懸念が出ている。
そして10月のセントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)に先立ち、Rally1に
おけるハイブリッドパワーの今後について、FIAの電子投票にかけられた。
motorsport.comの調べでは、WRC委員会でもこの問題が議論され、2025年から
Rally1のハイブリッドシステムを廃止することで合意しました。
そして11月15日、国際自動車連盟(FIA)は、世界ラリー選手権(WRC)の
Rally1車両に搭載されているハイブリッドシステムを来季から廃止すると発表した。
ハイブリッドシステムを下すことにより、
最低重量が1260kgから1180kgに引き下げ、
吸入量を制限するエアーリストリフターの径を、36mmから35mmに縮小する。
エンジンは、排気量1600ccのターボと変更なしとした。
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